秩父高校では「つなごう!ちちこう!」をスローガンに地域探究を行っています。
3学年では、教員の専門性を活かした秩高ゼミが開講され、締めくくりとなる一年を歩んでいます。
考査後の短縮日程に、ゼミ生が学校近辺の石造物調査を実施しました。
以下に巡見の様子をまとめます。
まずは、花の木小学校を横目に滝坂へと向かいます。
埼玉県埋蔵文化財地図に「滝坂古墳群」と記されるあたりです。
1956(昭和31)年、本校の社会部員が学校の帰りに試掘し「滝坂遺跡」と名付け、知られるようになった遺跡です。

ここには「馬頭尊」が多くみられました。

秩父市指定天然記念物「滝坂のステゴビル」の自生地も見学しました。

滝坂から金仙寺を目指します。
道中には「馬頭尊」や「弁財天」がありました。

金仙寺には「筆塚」がありました。

山門から大門橋を目指すと「金仙禅寺」という碑があり、ここにも3基の馬頭尊がありました。
古いものは、かなり摩耗していましたが、銘から安政6(1859)年のものであると確認しました。

大門橋から秩父高校へと帰ります。
途中、秩父市立図書館の脇には「庚申塔」がありました。

こちらの庚申塔は『秩父の伝説と方言』(秩父市教育委員会、1962年)などに取り上げられているものです。
学校に戻ってきてから、ホワイトボードに結果を書き出し、調査ノートをまとめました。

ゼミ生の声
自分の目のつけ方しだいで、普段とは見えてくる景色が違った。ゼミで良く言われる「足で情報を稼ぐ」という意味が良く分かった。とても良い機会だった。
「足で情報を稼ぐ」とはいうものの、単に歩くだけでは見逃してしまうことも多いでしょう。今後も調査を重ねるなかで、「嗅覚」を磨いてほしいと思います。
調査したゼミ生は、路傍の石造物からも、そこに生きた人々の歴史を見とれるということに気づけたようです。今後の展開が楽しみです!
(文責:あざみ)