【総合探究】未来の先生たちが挑戦!
~「教員ゼミ」での模擬授業&徹底討論~
3年生の総合探究では、生徒が専門的な分野に分かれて学ぶ「秩高ゼミ」が行われています。
将来、教職を目指す生徒が集まる「教員ゼミ」では、実際に生徒自身が教壇に立ち、授業を行う「模擬授業」に取り組んでいます。今回は、その熱気あふれる活動の様子をご紹介します。
緊張感と活気のある模擬授業の現場
生徒が創る、20分間の真剣勝負
この日の活動では、担当の生徒が先生役となり、20分間の模擬授業を行いました。
他の生徒たちは「生徒役」として授業を楽しむ一方、同じ班のメンバーは「観察者」として、一挙手一投足を逃さぬよう真剣にメモを取ります。


板書や話し方も、まさに「先生」そのものです
先生役(生徒)
事前の指導案作成から教材準備までを行い、実際にクラスメイトを前に授業を進行。「どうすれば伝わるか」「楽しんでもらえるか」を実践します。
観察者(班員)
単に見ているだけではありません。「授業参観メモ」を片手に、良かった点や改善点を記録。未来の同僚として、友人を分析します。
未来のために本音で語る「リフレクション」
授業終了後は、最も重要な「振り返り(リフレクション)」の時間です。
ここでは、「お互いの授業をより良くするため」に、遠慮のない意見交換が行われます。

例えばこんな視点で議論しています
- ●「この活動は、生徒の『思考・判断・表現』の力を伸ばす内容になっていた?」
- ●「ここの指示、生徒が少し戸惑っていたけど、どんな意図だった?」
- ●「この発問はすごく良かった!みんな夢中になって取り組んでいたね。」
先生役の生徒も、自分の授業に点数をつけ、「どうすればもっと良くなるか」を自己分析します。
感情的にならず、未来の自分と仲間のために本気で考え抜くこの時間は、まさに「教育の実習室」。教員志望の生徒たちにとって、かけがえのない成長の機会となっています。
秩父高校では、生徒の進路希望に応じた
多様な探究活動を展開しています。