【総合探究】英語を「深める」ゼミ活動
CHESSでのオンライン英会話実践報告
3年生の「総合探究」の授業では、生徒が各先生の開講する「ゼミ」に参加し、特定の分野について深く探究する「秩高ゼミ」を実施しています。
今回は、その中の一つである英語探究ゼミ「CHESS(CHichibu English Speaking Society)」の活動をご紹介します。アカデミックな学びと実践的な英会話を組み合わせた、ユニークな取り組みです。
実際のレッスンの様子
言葉の仕組みを知り、実践で使う
CHESSでは、単に英会話を行うだけでなく、大学レベルの言語学的な視点にも触れながら活動してきました。今年度は以下の3つの分野について学びを深めました。
音声学
英語特有の「音」がどのように作られるのか、口の形や舌の位置など、発音の仕組みを科学的に学びました。
英語史
英語という言葉がどのように生まれ、変化してきたのか、その歴史的背景を探究しました。
統語論
単語がどのように組み合わさって文ができるのか、文の構造(ルール)を論理的に分析しました。
こうした理論的な裏付けを持ちつつ、実践の場として「オンライン英会話レッスン」を実施してきました。先日、その最終レッスンが行われました。


参加した生徒の気づきと成長
全日程を終えた後のアンケートでは、英語力の向上だけでなく、コミュニケーションへの姿勢や異文化理解についての深い気づきが多く寄せられました。
Voice 01
実践を通して得た「自信」
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「はじめは質問にどう返せばいいか分からなかったけれど、今は頭の中に英語が思い浮かぶようになり、伝えることができるようになりました。」
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「実際に話すことで、単語だけでなく『文の構造』を考えられるようになりました。普通に勉強するよりも英語力が上がったと感じます。」
Voice 02
伝えるための「工夫」
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「ただ待つのではなく、自分から話題を振るように意識しました。そうすることで会話がスムーズに進みました。」
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「前回言えなかった単語や文構造を復習して調べたり、ジェスチャーも大切だと気づき、怖がらずに話すようにしました。」
Voice 03
世界を知り、日本を知る
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「ネイティブの人と話すのは貴重な体験でした。会話を通して、意外と自分が日本のことを知らないことにも気づかされました。」
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「簡単な日常会話がスラスラできるようになり、実際に外国の方と英会話ができる良い機会でした。」
次年度「国際教養科」でさらに本格化!
このオンライン英会話の取り組みは、来年度新設される「国際教養科」の授業に正式に導入されます。
総探での経験を活かし、国際教養科では授業内で週1回以上実施する予定です。
より頻繁に英語を使う環境に身を置くことで、実践的なコミュニケーション能力を確実に伸ばしていきます。
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