【総合探究】地域と創る新名物「みそポテトタルト」活動報告

【総合探究】地域と創る新名物「みそポテトタルト」活動報告

3年生の「総合的な探究の時間」では、基本的に先生方が開講する「秩高ゼミ」に所属して活動しますが、一部のゼミでは、2年次の活動を継続する「探究ゼミ」を開講しています。
今回は、この「探究ゼミ」で地域と連携した商品開発に2年間挑戦し、文化祭での販売という形で大きな成果を上げた、3年生の蟻ケ崎さんの取り組みをご紹介します。

みそポテトタルト

探究活動の概要

このプロジェクトは、「秩父の郷土料理『みそポテト』と、自分の好きな『スイーツ』を掛け合わせ、新しい秩父土産を創りたい」という生徒の純粋な探究心からスタートしました。

2年次でのフィールドワークや試作を経て、3年次では、地域の洋菓子店「ニューみとや」様と、「みそポテト本舗」様の多大なるご協力をいただき、共同開発が実現。試行錯誤の末に完成した「みそポテトタルト」は、先日の文化祭で見事、完売するほどの大きな反響を呼びました。

生徒からの総括:2年越しの挑戦

みそポテトタルトの紹介ポスター
文化祭での発表の様子

今回、私は2年次の探究活動をもとに、秩父の新しいお土産として、みそポテトを使った「みそポテトタルト」を創作し、文化祭で販売を行いました。

2年次では、3人でチームを組み活動を行いました。 主な活動として、12月に日本薬科大学さいたまキャンパスで探究活動成果発表会に参加しました。 また、フィールドワークとして「道の駅ちちぶ」さんや「みそポテト本舗」さんを訪問しました。

「道の駅ちちぶ」さんでは、観光客の層が幅広いこと、そして現在販売されているみそポテトを使ったお土産には「みそポテトチップス」、「みそポテトプレッツェル」、「みそポテトスティック」などのお菓子類があることが分かりました。

一方、「みそポテト本舗」さんでは、みそポテトを作る際のこだわりが多いことや、他の食べ物とコラボすることの難しさを学びました。また、本舗さんの目標として“みそポテトの知名度を上げること”が挙げられていました。

これらのフィールドワークをもとに、私たちは秩父の新しいお土産として「みそポテトタルト」を考案し、商品化を目標としました。しかし、試作品を作って多くの方に試食していただいたものの、2年次の段階では目標を達成することができませんでした。

3年次の活動では、2年次に達成できなかった「みそポテトタルトの商品化」を実現するため、探究ゼミに所属し、文化祭での販売を目指して準備を進めました。

「みそポテトタルト」は、「みそポテト本舗」さんのみそポテトと、「ニューみとや」さんのご協力のもと完成しました。

先日の文化祭(いちょう祭)で、この「みそポテトタルト」を限定販売したところ、大好評を博し、見事完売となりました。ご購入いただいた皆様、誠にありがとうございました。

ご協力いただいた「ニューみとや」様、「みそポテト本舗」様、そして応援してくださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

(3年 蟻ケ崎)

探究の学びを、未来へ

生徒の「やってみたい」という想いが、地域の方々との素晴らしい連携を生み、大きな成果に繋がりました。これぞまさに、本校が目指す「総合的な探究の時間」の姿です。

この貴重な学びと経験が、生徒の未来にどのようにつながっていくのか、私たちも楽しみにしています。

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