【3年】共通テスト
~英語リーディング「第4問」集中演習~
共通テスト本番が近づき、校内には心地よい緊張感が漂っています。
3年生の特進クラスの英語の授業では現在、共通テストに向けた実践的な直前演習を行っています。生徒たちの熱気あふれる授業の様子をお届けします。

「WPM 140」の壁を超えるために
大学入学共通テストの英語(リーディング)は、100点満点、試験時間は80分です。
最大の特徴は、その圧倒的な「分量」です。総語数は約6,000語に及び、すべての問題を読み切って解答するには、1分間に約140語(WPM 140)のスピードで英文を処理し続ける必要があります。
共通テスト英語の過酷な条件
- 制限時間:80分
- 総語数:約6,000語(センター試験時代の約1.5倍)
- 求められる力:迅速な情報処理能力と正確な読解力
論理的思考が問われる「第4問」の攻略
今回の授業では、特に近年の傾向である「第4問」について、集中的に演習を行いました。
第4問は、エッセイとそれに対する「先生からのコメント(指示)」を読み取り、適切な接続詞や結論文を選んで文章を修正・完成させる問題です。
単なる読解だけでなく、「アカデミック・ライティング(論理的な文章構成)」の理解が問われるのが大きな特徴です。

2つのアプローチで正答率アップ
この問題では、スキャニング(拾い読み)ではなく、文章の論理展開を正確に把握する力が求められます。授業では以下の2つのアプローチを指導しています。
前後の文脈を丁寧に追い、「対比」や「因果関係」を見抜いて適切な接続詞(Howeverなど)を選ぶ解法です。
各段落の役割(主張・具体例・結論)を理解し、段落全体を締めくくる最適な「結論文」を論理的に導き出します。
ただ漫然と読むのではなく、先生からのコメント(指示)にある「出題意図」を正確に捉えつつ解答する必要があります。
現在取り組んでいる演習は、まさにこの「論理的な解き方(ストラテジー)」をマスターすることが目的です。

成長を実感できる演習へ
最初は情報の多さに戸惑っていた生徒たちも、演習の数をこなす中で、「どこに注目すればよいか」が分かるようになってきました。
徐々に正答率が上がり、自身の成長を実感している様子が見られます。
秩父高校では、最後まで生徒一人ひとりの目標達成に向けて、きめ細かなサポートを続けてまいります。
秩父高校 国際教養科・普通科